さて、前回の投稿からしばらく間が空きましたが忘れてしまわないうちに続きを書きたいと思います。
今回自分が入った刑務所の独房のような部屋こと保護室って所について実際どんな所でどんな感じか気になる人も多いのではないかと。隠さなくても良いんですよ?人間未知の事については惹かれるものですからね、もっとも今回の件は人によっては引かれる話でもありますが。
はい、ではこちらが図解になります。

これをtwitterに投稿した所バズるんじゃね?と思ったのですが話題が話題だけにアクセスは伸びましたがRTやいいねはあまり伸びなかったです。
世界衝撃ニュースとかでもわかるように人が死にかけたりあり得ない不幸にあったりするシーンなんか本人にとっては生きるか死ぬかの一大事ですが、他者にとっては喜劇になりえますからね、全然キャッチーに扱ってもらって構わないと思うし、起きた事は事実でそれが自分にとっては避けがたかった事も仕方ないと納得してますんでそのくらいカジュアルに受け止めて欲しいと個人的には思っているのですが。
基本的には刑務所の独房と似たり寄ったりですが内装はログハウスやサウナのようなウッディな感じでこの手の部屋は真っ白だったりするのかな?と思っていたのでそこはやや意外に感じたとです。
さて、この中でどんな風に暮らすかと言いますと
・7半 朝食 パンなどの軽食と牛乳が部屋に運ばれてくる 朝の投薬を受ける
・9時 洗顔と歯磨きを許される なお週に3度の入浴もこの時間に行なえる
・11時半 昼食
・15時 おやつの時間
・17時半 夕食
・20時 夜の投薬を受ける
基本的には以上の流れになっていて、部屋の外に出られるのは9時の洗顔タイムor1回30分ほどの家族の面会のみです。
意識が戻った初日はまだ体に薬がたっぷり残っていて頭もやもや、体ぐらぐらで食欲も湧かずに2食抜かして夕食をすこしだけ手をつけました。
病院のメシと言うのは大抵薄味でヘルシーなもので今回も例に漏れずそうだったのですがそれでも味が濃く、油っこいものは余計こってりに感じ、胃腸が荒れているのか食べ物が体に入った際には異物感がすごくてああ自分はここに食道があり胃があるのだなと自覚せずにはいられなかったです。
水を飲むことへの欲求は凄まじく、渇きを感じ、喉と唇を潤したいと思う気持ちをこんなにも人は感じるものなのかと。
このような出来事から自分には体があり、そしてその体は生きる為に動いているのだなと強く実感しました。
さて、少し落ち着きますと人間自由を奪われ閉じ込められた状態と言うのは中々辛いものがあり大変退屈なものです。
そんなわけかどうかはわかりませんが部屋の中には気がどうにかなってしまった患者(今回は自分)がテンパって壊さないように鉄で出来た囲いでガードされたインターホンがあり、それを押すと看護婦/看護師さんが様子を見に来る仕組みになっています。
例えば飲み水が無くなったときに呼んでそれを伝えると新しい水のピッチャーをくれたりするわけですが、自分が最初に呼び出してした質問は「あのー、ここから出たいんですけど」といった間抜けなものでニッコリ『先生の許可が無いと出られませんのでいまはゆっくり休んでください』と一蹴されました。
さてこれはまいったな、暇過ぎてやることがないぞと部屋を見渡してみると先にこの部屋の中に居た人のメッセージらしきものがあるんですよね。
”がんばって生き抜こう”みたいななんてことないけど前向きな染みる言葉から”医者の〇〇は絶対○す”のようなアグレッシブなメッセージまで凄い振れ幅がありましたが、中でも参ったのが壁にでっかく引っかき傷で"バカ"って書いてあるように見えることです。
言葉の力というのはなかなか侮れない物でこれがずっと目に入るので俺がバカだからこんなところにいるのか?など身につまされるような気持ちになり無性に腹が立って来たので自分もガリガリ壁を引っかいて”パカ”にしておきました。アルパカのパカ。こっちのが可愛いし落ち着きます。
さて、不安材料を一つ潰した所で夜の薬(睡眠薬と安定剤)を飲んでさあ寝るぞとなりましたが部屋にはこうこうと電球色の灯りが灯っているんですね。
自分で消せるようなスイッチも見当たらないのでインターホンを押して電気消して欲しいと告げるも『防犯上の都合で消せない決まりなんですよ、ごめんなさいね』との事。
なんてこった、自分は電気決して寝る派なのだがここでは安眠よりも防犯上の理由が優先されるのか…と自分の人権が防犯上の理由以下に落ちてしまった事にショックを受けるのでありました。
しかし明るいままではどうにも落ち着かないので、ちり紙をランプの傘のように工夫して貼って暗くする事に成功したのですが、見回りに来た看守...じゃなかった、看護婦さんに『それやって前に煙出た人いますんで外してもらって良いですか』とやはり人は追いつめられると同じ事を考えるのだなと思うとともにここでは暗やみが欲しいといった本当にささやかな願いも届かないのだな…と肩を落とし、1.5~3時間ほど浅い眠りについては起きる感じで夜は過ぎて行きました。
いまでは無事に自宅でキーボードをカタカタやってるわけですが、今日はもう眠くなって来たのでひとまずここまでで...