2018年3月14日水曜日

お宅訪問レポート

首相ハウスの前で抗議が行われているとの事で現政権に思う所もあるし、インターネットの中継を見てるとなんかめっちゃ怒ってる人が沢山居るので、こりゃどんなもんだろうと足を運んでみた。

自分が着いた頃には駅にプラカードを持った人やスマホでSNSをチェックしてる参加者らしき人がポツポツ居たが地上に出るともう人影はまばら。どうやら大体解散していたらしい。情弱の極み私である。

そんなわけで隙あらばものは試しと政権批判の一つでもしてみようかと考えていたが結局のところ「えらく立派なつくりの美しい建物だなぁ、セコムどころか警察官の警備付きの豪邸なんてそうそう無かろうなぁ、権力の座はさぞかし気持ちよかろう」などと俗っぽい事を考えながら普通に観光して帰宅するに至った。

そんなわけでTwitterにちょっとそんな感じの事がありましたとでも書こうと思ったのだけどなんか140文字ではおさまらず、ちらしの裏にでも書いてろと言われそうな気がしたのでこっちに書くことにした。

デモと言えば右も左も過激なコールがお馴染みでして、○○辞めろ!、○○消えろ!と過激かつエモーショナルに扇動するのがお約束だが、あれって実際意味あるんだろうか?
 確かに報道された時なんかは”あー、この人たちめっちゃ怒ってるなぁ”とわかりやすい絵面になると思うし、それによって同じような怒りを感じている人の共感を集めるには効果あると思うんだけど、正反対の意見や思想を持つ相手をそんなことで説得して転向させられると本気で思ってるんだろうか。

もしかしたら幼い頃に親や教師やその他立場の強い人間などに恫喝されてわけもわからず従った経験者で、それ以外に異なる人間を説得あるいはスルーする方法を学ぶ機会が無かったのではないかと参加者達の生い立ちが心配になるし、果たして口汚く罵られて相手の要求を呑む気になる人間なんて居るのだろうか…などなど色々考えてしまう。

こうゆう事を書くとやっぱり『何のんきな事言ってるんですか!今この国はそれどころじゃないですよ!未曽有の危機なんですよ!民衆が声を上げて闘う必要があるんですよ!キンタマついてるんですか!』と怒られるのかもしれない。そうすると「うるせーなぁ、そんなに政治家に文句があるならお前が政治家になって同じ土俵で闘えよ、おめーら居酒屋でプロの試合にたらればで年中文句ばっか言ってる奴等みたいでダサいんだよ」と自分は小学生並みの悪態を付きたくなるが、権力の監視は必要だから活動をする人が居なくてはますます好き放題やり放題って事になりかねないので一定数は絶対に必要だろう。自分に出来ない事をする人は世の中に必ず必要なのだ。あんまり悪く言ってはいかんですね。

プレーヤーだけでは成り立たないのはスポーツや音楽に限らず世の中もそうなのだろうし、熱心なファンからにわかな人まで色々いるだろう。

で、たぶんそっち方面に関しては門外漢な自分は色々考えて行動する人たちから見たら結局にわかなのだろうな。そして自分のように良く解ってない連中が良く解んないなりに色々考えて投票に行くわけだ。
それはそれでアレな気もするが政治に直接関わるのはそのくらいが自分にとっては丁度いいとやはり思う。自分の代わりに面倒くさい事をやってくれる人を選べる選挙は偉大だ。そんなわけでデモは行きたい人がじゃんじゃん行けば良いと思うが選挙は全員行っておきなさいってのが現時点での自分の考えだな。でもまぁ人間は変わり続けるから来年の今頃はどう考えてるかはわからんすな。まあでもそのときはそのときで。

追記:
これが音楽方面の話になってくると○○辞めろ!○○消えろ!みたいなところの○○に政治家の名前よりも色々と思い浮かんでくるのが不思議な話である。街に出て叫びはしないがやはり自分が闘いたいのはこっちだ。
自分の好きじゃない音楽しか知らない人達には"んん!こんなのはじめて!こっちのがイイ!"と思わせ、音楽的にウマの合う奴等には"そうそうこれこれ!コレだよコレコレ!"と唸らせられる作品を作ってぶん投げなくてはならんのだ。ふぬがぁぁぁぁ。